ローザンヌ国際バレエコンクール 菅井円加(すがいまどか)さんが凱旋会見 厚木市から「特別表彰」も
若手バレエダンサーの登竜門・ローザンヌ国際バレエコンクール(1月29日〜2月4日)で優勝した市内飯山在住の菅井円加さん(17)が2月6日に帰国。同日、市内のホテルで記者会見を行った。
空港から会見場にやってきた菅井さんは、小林常良厚木市長らを表敬訪問。その後会見に臨んだ。
会見では50社近い報道陣を前に「今までで一番自分を解放して踊ることができたと思います」と決勝の審査を振り返った。優勝の感想を聞かれ「『私が呼ばれたのかな』と全然信じられなくて頭が真っ白になりました。先生方や応援してくれた両親、お姉ちゃん、友達や支援してくれる人に感謝したいです」と話した。今後については「芸術性も表現力も、テクニックもまだまだ勉強することがある。課題は尽きません」と更なる精進を誓った。
会見では市の「ローザンヌ国際バレエコンクール優勝をたたえる特別表彰」も行われ、小林市長から表彰状と記念のクリスタルトロフィーが贈られた。小林市長は「市民にとっても名誉で誇りあること。日本中の励みになるニュース」と若き高校生の栄誉を称えた。
快挙の裏には母親の支えも。母・賀子(よしこ)さんは体調管理を考え、野菜を取り入れた食事を心がけている。その一方で円加さん自身も練習着を毎日自分で洗うなど、自主的にバレエに打ち込んできた。賀子さんが報道陣から「自慢の娘さんですね」と聞かれると、隣にいた円加さんは恥ずかしそうに何度も首を横に振った。
母校の小鮎中学校も喜びに沸いた。3年時の担任だった渡辺実知子教諭は「真面目で、考え方がしっかりしている子でした」と印象を述べた。また、発表会の写真を見せてもらったことに触れ「普段制服やジャージを着ていても立ち振る舞いは優雅でしたが、写真を見て改めて華があるなと思いました」と話した。
菅井さんは市内山際で生まれ、姉の発表会を見に行ったことをきっかけに3歳からバレエを始めた。地元昭和音楽大学のバレエ教室を経て、小学校からは大和市のバレエ教室に現在も通っている。
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