「自治会のあり方」 厚木市議会議員 瀧口 慎太郎
厚木市の自治会加入率は約70%であり、神奈川県内19市の平均加入率は約74パーセントとなります。厚木市には220の自治会があり、それぞれ地域ごとに特色のある活動をしていただき本市におけるまちづくり、人づくりに多大なるご協力をいただいております。 「自治会の役割」とは同じ地域に住んでいる人達が、その地域内の人々を会員として、明るく住み良い豊かなまちづくりを目指し、地域における様々な問題解決に取り組み、親睦と結びつきを深めながら、行政とともに協働のまちづくりを築いていく団体であります。
また、「自治会活動の重要性」となりますと平成7年におきた阪神・淡路大震災では、多くの家屋が倒壊したり炎上したりしました。その中で崩れた家屋から救出された方々のほとんどは隣近所や地域の自治会の人達の手で救助されたとのことです。さらに昨年の東日本大震災でも地域コミュニティが果たすべき役割が改めて認識されました。日頃からの地域活動、自治会活動が活発にされている地域ほど、救出率も高く、避難所生活における役割分担についても、スムーズにいったということがデータとしても示されています。こうしたことからも日頃からの地域の活動や人々のつながりが重要だと確認できます。
「私たちのまちは、私たちのために、私たち自らがつくる」との思いが、まちづくりの基本であり自治会はその原点でもあります。祭りやスポーツ祭などのレクリエーション活動を通して会員相互の親睦を図ったり、地域美化活動などの行事の主体となって頂いております。また、情報を住民に提供したり、行政と住民との相互の連絡調整など多くの役割を果たして頂いております。今後、少子高齢化や環境問題への取り組みや安心安全なまちづくりのため、ますます地域の力が必要です。また、ふれあいと助け合い、子育てと人づくりの場として自治会活動への期待が高まり、人々のつながりを育み、住みよいまちづくりを進める自治会はこれまで以上に重要となり必要になります。地方分権へと進展していく現在、日頃、自治会組織強化のため自治会役員・会員の皆様は献身的かつ積極的な活動をして頂いております。地域に住まわれる一人ひとりが自分の家族と同じであるとの共通意識が、厚木市のまちづくりひとづくりにつながって参ると考えます。
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