豊かな水を育む森林を保全・再生し、次世代へ引き継ごうと、厚木市とコカ・コーライーストジャパン(株)(本社/東京都港区)、厚木市森林組合(黄金井一太代表理事組合長・組合員数398人)は10月4日、「厚木市元気な森づくりに関する協定」を結んだ。
これに先立ち神奈川県は同日、同社と「県央地域の水資源保全活動に関する包括協定」を締結。市の協定は、包括協定に基づいた個別協定で、森林整備への支援・促進、情報提供などを約束するもの。
海老名市に工場がある同社は、2020年までに製品と製造に使用する量と同等量の水をコミュニティと自然に還元する「ウォーター・ニュートラリティー」に取り組んでいる。その考えが森林の管理、保水力の向上という観点で、厚木市と同組合と一致したことから、協定の締結に至った。
協定に基づき、同社は同組合の森林整備活動に対し、7年間で計1400万円を支援。市は水資源保全活動や里山保全活動、森林体験教室など自然と触れ合うイベントを連携して実施していくほか、取り組みの内容をホームページに掲載するなど、積極的に広報していく。
この日の締結式には、小林常良厚木市長と同社の八住庸平広報・パブリックアフェアーズ本部長、同組合の黄金井組合長など8人が出席。小林市長は「三位一体となって力を合わせて使命感を持って進めていきたい」などとあいさつ。
八住本部長は「地域社会に対して、このような形で貢献させて頂くことは第一歩だと考えている。二歩三歩と拡大していきたい」と話した。黄金井組合長は「より一層の努力で水源の涵養・保全に努めていきたい」と決意を述べた。
同協定に基づいた第1回のイベントとして、10月19日に七沢地区で稲刈りや間伐体験が行われる。
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