最先端のデジタル映像技術の一つ、プロジェクションマッピングのコンテスト「あつぎイメージ プロジェクション アワード」が初開催され、11月8日に表彰式が行われた。主催は厚木市制60周年記念事業実行委員会。
同コンテストの最優秀賞と、一般市民の人気投票によるオーディエンス賞を受賞したのは、東京工芸大学厚木キャンパスの卒業生のさとうちひろ代表(24)、赤羽祐香さん(24)ら3人組のユニット「おもちドリンク」。受賞作は、パステル調のアニメーションで表現された「あゆコロちゃんと未来の厚木へレッツゴートゥ!」。審査員からは「厚木市の特徴を表現できており、誰もが楽しめる内容」などの評価があった。
プロジェクションマッピングとは、建築物などの形に映像を合せて映し出す、デジタル映像技術。同コンテストは、アミューあつぎ8階の屋内広場Solaにある雲をイメージした壁面をスクリーンに、一般から広く作品を公募。テーマは「みらい」。11作品のエントリーの中から審査を通った7作品の人気投票が6日から8日まで行われ、最優秀賞と優秀賞は各1点ずつ、サウンドデザイナー河村知之氏を審査員長とする審査員5人によって選出された。優秀賞は、厚木市出身の伊藤拓麻さん「つなぐ、その先へ」。
おもちドリンクは、それぞれが映像作家やアニメーション作家として活躍しており、プロジェクションマッピングの出品は初めて。作品には「未来に向けて伝統的な厚木の魅力を伝えたい」という思いを込め、飯山の白龍やシロコロなどが表現されている。さとうさんは「選ばれると思っていなかったので本当に嬉しかったです」と話した。
映像を鑑賞したまつかげ台に住む深澤千鶴さん(59)は、「想像していたより映像がきれいで、音楽も映像に合わせて工夫されているのが素晴らしいなと思いました」と話した。
作品は今後、市のホームページに公開される予定。
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