かねてから、「暗い」「さみしい」と言われる本厚木駅東口「地下道」。そのイメージをアップさせるため、実証実験とアンケート調査が3月26日から4日間に渡り行われた。
厚木地下道は1982年に交通広場へ往来する歩行者のための安全施設として建設され、その後、改修や延長がされて現在の長さとなった。ロードギャラリーやショーウインドーが設置されており、12年からは毎月3日に骨董市も開催されている。
街の新しい魅力創出のため、今年1月には周辺の商店会やアミューあつぎなどの関係者らが「本厚木駅東口地下道活性化実行委員会」を組織。活性化に向けた会議を行ってきた。
そこでまとめられた課題に対し、今回は3つの実証実験を実施。アンケート調査を行い、通行人のイメージを調査した。
行われたのは【1】色彩・音楽の工夫、【2】憩いの場の創出、【3】旬の情報発信地としてのPRの3つ。照明の色を一部、温白色に変え、あたたかみのある雰囲気を演出。アミューあつぎの地下入口広場にはテーブルや椅子を設置。ソニー(株)提供の人や物の動きに合わせて映像が変化する、インタラクティブ・デジタルサイネージ「MITENE」によって、”遊べる”空間を作り出した。また、(株)リコーの協力により、プロジェクションマッピングと、本物の桜をコラボレーションさせたディスプレイが設置された。
初日の26日、いつもと少し違う地下道に、時折足を止める通行人も。アンケートでは「地下道をどのくらいの頻度で利用するか」などが質問され、市職員の問いかけに対し「雨の日によく利用する」などと回答をしていた。
市企画政策課は「今回の意見を参考にしながら、地域の皆さんが望む方向に改善をしていきたい」とコメント。アンケート結果は今後、公表されるという。
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