かながわ音楽コンクール・フルート部門一般の部で第1位に選ばれた 浦壁 侑子さん 戸室在住 27歳
どんな時も 心をこめて
○…6月に横浜市で行われたかながわ音楽コンクール。今年で32回目となる同コンクールは、ピアノ、バイオリン、フルートの3部門が年齢別に競われ、上位入賞者には10月9日に神奈川県立音楽堂で開かれるトップコンサートへの出場が約束されている。そのフルート部門・一般の部で第1位を勝ち取った。
○…4回目の出場にして初めての1位。「感触良かったけれど、3位と2位で呼ばれずにあきらめていたら、まさかの1位で」とその瞬間を振り返る。「応援してくれた周囲の人がとても喜んでくれたので、それが本当に嬉しかったです」
○…フルートを始めたのは中学1年生の時。4歳の頃からピアノを習っていたが、友達の誘いで体験に行った吹奏楽部でその楽しさに出会った。座間高校へ入学後、本格的に音大をめざし国立音楽大学へ進学。卒業後は、都内のオーケストラでエキストラとしての演奏や音楽教室の講師、冠婚葬祭会場での演奏を行っている。かながわ音楽コンクールには自身のレベルアップを目的に17歳の時から出場を続けていた。
○…「フルートはメロディを演奏することが多い楽器。自分が歌っているように感じられるので、そこが魅力です」。市長表敬で披露された音色は、とても透き通り美しい。トップコンサートは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団との協演。「私にとってはとても大きな舞台。お世話になった方に成長を見せ、喜んで頂けるような演奏をしたいです」と意気込む。
○…戸室小、南毛利中出身。小学生の頃には合唱コンクールのピアノ伴奏を買って出るなど「人前で弾くのが好きな子」だった。そのモットーは「どこで演奏する時も、心をこめて」。「冠婚葬祭も相手にとっては大切な一回。その気持ちを忘れないようにしています」。「フルートは大好き。これからも素敵な曲を吹いていきたいです」。そう話す笑顔が印象に残った。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
11月8日