記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 9月8日0:00更新
突然ですが、覚え間違いってありませんか。天然ぼけの母にあんぐり口が開いたのが、「取りつくヒマもない」。大学生時分に聞いた瞬間、頭のなかに疑問符がいくつも飛び交いました。でも思い返せば、自分にもよくあること。古今和歌集に藤原敏行が詠んだ、「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども〜」の句。高校生のころ一生懸命に覚えたはずなのに、下の句を「衣ほすてふ 天の香具山」と続けていました。音と言うよりは肌で感じる季節の移り変わりですが、夏が去ったことに一抹の寂しさも感じたり…。件の句、正しくは「風の音にぞ おどろかれぬる」でしたね。 (ゆ)
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