2017年度神奈川県スポーツ優秀選手の表彰式が1月13日、横浜市内の高校で開かれ、厚木市内の中学・高校から3人1団体が受賞した。この表彰は全国や国際大会の競技で、優秀な成績を収めた選手・個人に贈られるもの。
パワーリフティング2年連続で受賞
厚木商業高校3年の田村陽さんは、昨年3月の全日本選抜、8月の全国大会で、男子59kg級優勝、米国で8月下旬から9月上旬に開催された世界ジュニア・サブジュニア選手権大会で同級2位に入った。
昨年度は53kg級で世界一に輝いていて、2年連続の受賞。「うれしかった」と落ち着いた口調で話す。
体を動かすことが好きで、中学時代から筋力トレーニングを始め、高校でパワーリフティング部に入部した田村さん。ほぼ毎日3時間は練習に汗を流す。「練習した成果が結果に出やすい。練習はウソをつかない」と競技の魅力を語る。
大学に進学しても競技を続ける意向。「一般のカテゴリーでも優勝を狙いたい」
トランポリンでぴたり シンクロ
厚木北高校の小松駿さん(3年)と池田晟齊(せな)さん(1年)ペアが、昨年8月に福岡で行われた全国高等学校トランポリン競技選手権大会の、シンクロナイズド競技部門で優勝した。
2人同時にトランポリンで飛び、着床場所の正確性、技の難易度、美しさ、同調性を得点で競う。「高く飛べば先輩が合わせてくれる」と精一杯の演技をした池田さん。予選を3位で抜け、決勝の演技は「練習でもない位良い演技ができた」と小松さんは振り返る。後続の上位2ペアをつきはなし、日本一に輝いた。
所属する厚木ボンファイアにトロフィーを持ち帰り、2人は「まわりが喜んでくれるのが一番うれしい」と満面の笑みで口を揃えた。
空手男子団体形で全国制覇
林中学校男子団体形競技チーム(内田正晴監督)は、昨年8月に開催された全国中学生空手道選手権大会の男子団体形で優勝した。
出場選手は、剛柔流空手道誠心明智会「誠明館」に所属する、赤坂風太さん(3年)、石合尊貴さん(同)、防村(よけむら)修司さん(同)の3人。競技はトーナメント制で、5人の審判によるフラッグ判定。形の同時性やスピード・瞬発力などのアスリート性が求められた。3人は「優勝を狙っていたのでうれしかった」と振り返る。
小学5年生からチームを結成し、ほぼ毎日の練習のなかで切磋琢磨してきた3人。内田監督は「最高のチーム。空手を続けてきてくれたことに感謝したい」と語った。
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