厚木市は、4月1日付けの定期人事異動を3月23日に発表した。部長職には12人が昇格。11月に厚木市内で開催される「第9回アジア地域セーフコミュニティ会議厚木大会」に向け、新たにセーフコミュニティ担当部長(以下、SC担当部長)を設置する。
新年度は厚木市総合計画「あつぎ元気プラン」の総仕上げとなる、第4期実施計画がスタートする。計画に位置付けた事業を着実に推進し、さらなる市民満足度の向上をめざすため、市は4月の定期人事異動を発表した。
今回の異動者数は、昇格者と組織の名称変更による異動を除き251人(前年同時期272人※行政職のみ)で、市職員課によると平年並み。
年々、複雑化・多様化する行政課題に対応しようと、市が力を入れている人事評価を効果的に活用し、事務事業の継続性、成果・実績などの達成度を考慮したという。
新たに設置されるSC担当部長は、これまで協働安全部長が担ってきた役割の一部を専任で担当。安心・安全な社会の実現に向け、さらなるセーフコミュニティの推進をめざす。
このほかに、森の里東・酒井地区整備担当課長や新庁舎整備担当、建築指導課建築安全係、農業政策課鳥獣対策係などを設置。危機管理課は危機管理係と防災対策係の2係体制になる。
さらに、厚木秦野道路(246バイパス)の事業化区間の買収促進に向けて、用地国債先行取得制度に係る登記など新たな事務を行うため、道路総務係から独立した新たな担当として国県道調整担当を設置する。
いっぽうで、国の事業が終了することから、臨時福祉給付金担当を廃止。また、新年度から厚木保育所が民営化されることから、保育課内の係としての同保育所も今年度いっぱいでなくなる。
部長職に12人が昇格 新年度から31人体制
4月1日付けの人事異動で、部長職には12人が昇格する。新設されるSC担当部長には、協働安全部参事兼セーフコミュニティくらし安全課長の井上聡氏を充てる。部長職は今年度の30人(理事2人を含む)から、新年度は31人体制になる。
部長級相当の退職者(3月31日付け)は11人。市は「せっかく蓄積されたノウハウなど、何も残さず定年退職していくのはもったいない」と今年2月、初めて「キャリアストーリー〜結びの会〜」を企画。庁内職員向けに退職予定者が講話することで、次世代へ継承する取組みを行った。
部長職の異動と、3月31日付けの退職者は次の通り(敬称略・カッコ内は前職、写真は部長昇格者のみを掲載)。参事職以下の異動は、次週以降に掲載予定。
※ ※ ※
【部長職】
〈市長部局〉
▽政策部オリンピック・パラリンピック担当部長(産業振興部参事兼企業誘致担当課長)吉岡廣幸
▽総務部長(教育総務部長)齊藤淳一
▽市民健康部長(市民健康部参事兼国保年金課長)山口茂
▽協働安全部長(協働安全部参事兼市民協働推進課長)松尾幸重
▽協働安全部セーフコミュニティ担当部長(協働安全部参事兼セーフコミュニティくらし安全課長)井上聡
▽環境農政部環境施設担当部長(環境農政部参事兼 環境施設担当課長)片桐亮
▽環境農政部付け担当部長(財務部参事兼財産管理課長)落合光彦
▽まちづくり計画部許認可担当部長(総務部参事兼 工事検査担当課長)釼持茂
▽都市整備部市街地整備担当部長(都市整備部参事 兼市街地整備課長)前場清
〈会計課〉
▽会計管理者(こども未来部担当次長)井上憲正
〈議会事務局〉
▽議会事務局長(総務部参事兼職員課長)府川浩明
〈教育委員会〉
▽教育総務部長(市立病院事務部門参事兼経営管理課長)山口雅也
〈監査事務局〉
▽監査事務局長(消防本部次長)荒井佳治
〈農業委員会事務局〉
▽農業委員会事務局長(会計管理者)大塚民雄
※ ※ ※
◎退職(3月31日付け)
【部長職】
〈行政職〉
▽曽我博文(政策部オリンピック・パラリンピック担当部長)
▽青木達之(総務部長)
▽岩澤栄一(市民健康部長)
▽高野尚志(協働安全部長)
▽矢野正男(環境農政部環境施設担当部長)
▽川田富夫(環境農政部付け担当部長)
▽垣内宏彦(まちづくり計画部許認可担当部長)
▽石塚修 (都市整備部中心市街地整備担当部長)
▽岸田裕一(議会事務局長)
▽飯塚尚(監査事務局長)
▽白井行彦(農業委員会事務局長)
以上
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