▽B4サイズの新聞の両面いっぱいに書かれた文字。そこには一人の母として伝えたい想いが詰まっている。2年ほど前、お母さん業界新聞の存在を知り、お母さん大学に入学。大学と言えど建物があるわけではなく、「キャンパスは家庭で、先生は子ども」と定義を話す。「まず“ペン”を持つことを教わりました。ペンを持ちひたすら子どもを観察するんです」。ペンを持つことで、自身や子を客観視できるようになったという。
▽茨城県水戸市出身。小学生のころから毎日日記を書くことが習慣だった。大学では法学を学び、帝国データバンクへ就職。その後、コンサルへ転職したものの体調を崩し、水戸へ戻った。結婚を機に仕事を辞め厚木へ。すぐに子宝に恵まれ出産。現在、3歳の“おてんば娘”と日々格闘中だ。
▽今年1月、念願の「月刊お母さん業界新聞あつぎ版」を発行した。「子育ては孤独になりやすい。新聞を通して、誰か一人でもホッとしてくれたら」と思いを込める。新聞のほかにも、お母さん大学WEBキャンパス内のブログで、日ごろの子育てを発信中。「新聞やブログは我が子への贈り物」とやさしい笑顔でほほ笑む。
▽あつぎ版は、月に1回月初に500部発行。発行前には「折々おしゃべり会」を開催し、子育ての悩みなどを話しながら、新聞を折っている。「お母さんだけでなく、地域のいろんな世代をつなぐ新聞をめざしたい」と夢は広がる。子育てとお母さん記者、二足の草鞋を履く曽我さんの挑戦は、まだ始まったばかり。
※配架先/子育て支援センターもみじの手、各児童館、保育所など
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