東京工芸大学厚木キャンパスで6月21日、工学部電子機械学科の2年生を対象とした就職活動支援講座が開かれた。就活を模擬体験できるボードゲーム『就カツ!』を使った、国内の大学で初めての講座。
『就カツ!』は、2級キャリアコンサルティング技能士の国家資格を持つ小野田純二氏が開発。「協調性」や「自己表現力」等5項目で異なる能力値を持つプレーヤーが、「企業説明会に参加」や「キャリアコンサルタントに相談」などの行動を選択・経験することで能力値を増やし、希望の企業から内定を得るまでを、ゲームで体験できる。
学生が”聞くだけ”の従来の就活セミナーでは、活動開始までの時間や有用性に個人差が生じやすいことを懸念し、「若年層に受け入れられやすいゲームで、初めの一歩を後押ししたかった」と、同学科の安田洋司助教が企画した。
1組4人、11チームに分かれてゲームを始めた学生45人は、「自己理解」や「企業研究」など、初めて直面するさまざまな就活内容に戸惑いながらも、”内定”に必要なことを学んでいった。
山田友里さんは「就職活動はまだ手つかず。ゲーム感覚で楽しく学べたことで、早めに行動したほうが良いということがすんなり理解できた」と感想を話した。
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