多様性や共生社会の意義について、楽しみながら体感できるお祭りイベント、「あつぎごちゃまぜフェス」が8月18日(土)、本厚木駅徒歩5分のアミューあつぎ8階で初めて開催される。入場は無料。
「みんなちがって、みんないい」
このイベントを主催するのは、民間で組織する同フェス実行委員会。厚木市や厚木市教育委員会、清川村教育委員会が後援する。
発起人で実行委員長を務める厚木市水引在住の小野純子さん(37)は、元小学校教諭。障がいの有無にかかわらず、「みんなちがって、みんないい」を楽しみながら体感できるお祭りを開催しようと、1年前から一人で準備を開始。ブログやSNSなどで呼びかけ、今春に実行委員会を立ち上げた。メンバーは約30人で、趣旨に賛同した30歳代から50歳代の主婦や教員、個人事業主などさまざま。現在、準備が大詰めを迎えている。
当日はアミューあつぎ8階の屋内広場「sola」を会場に、【1】音楽ステージ【2】アート体験【3】福祉事業所や作家の展示販売(マルシェ)を行う。時間は午前10時から午後3時30分まで。
【1】は音楽療法士による音楽セッション体験や、音楽絵本『そらをとびたかったペンギン』の読み聞かせ、よさこいソーラン体験ステージなどを企画。【2】は塗り絵や水に溶けるチョーク「キットパス」を使った手形アートの無料ワークショップ。手形は2020年東京パラリンピックでの掲示をめざす。【3】など催しの収益金は、厚木市社会福祉協議会と、厚木市自閉症児・者親の会に寄付される。
19日(日)には、アクティブ・ラーニングの手法の一つ『学び合い』などを学ぶ講座(有料)があるが、事前申込み制で定員に達しているためキャンセル待ちの状態だという。
自閉症スペクトラムの息子の母であり、自身もADHD(注意欠如・多動性障害)がある小野さん。「障がいがあることは不幸ではない。みんながそれぞれを認め合える場所を、お祭りを通して作っていきたい」と話す。
問合せは小野さん【携帯電話】090・6444・8041へ。ホームページ「ごちゃまぜフェス」で検索。
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