武部鉄工所労働組合の執行委員長を務める 小松 克生(かつお)さん 50歳
社会貢献活動「輪が広がれば」
○…トラックやバスのフレーム生産で国内トップクラスのシェアを誇る株式会社武部鉄工所(本社・緑ヶ丘)。管理職を除く社員約400人で組織する労働組合の長として、会社と社員を繋ぐ役割を果たす。「賃金、労働環境、福利厚生など、職場の声を会社に届ける。それが反映された時は、やりがいを感じる」と話す。
○…組合員からの寄付を元手に社会福祉施設に車両などを寄贈する「福祉カンパ」。自動車総連で毎年行っている社会貢献活動で、今年は武部鉄工所労組が担当して市内の2つの障害者支援施設に自動車を寄贈した。「寄付を通して社会福祉施設の方と実際に話をすると、運営にとてもご苦労されている。組合員の気持ちが少しでも役に立てばと思う」。昨年は同じく障害者支援施設にエアコンなど事務用品を寄贈しており、「労組として、社会福祉に手を差しのべる活動として、困っている人たちに支援できるのは嬉しい」と胸を張る。
○…生まれも育ちも藤沢市。小さい時から車、バイクなど乗り物が好きで、自動車業界に就職したのも自然の流れだった。入社当時は製造に携わってきたが、30代半ばで労組に。46歳で前任者の指名を受けて、執行委員長になった。「労組の繋がりや、行事なども多くてね」とスケジュール帳は1年先まで埋まる。趣味は大好きなスキーとバイク。忙しい合間を縫っては仲間と共に息抜きにでかける。
○…委員長として3期目に入り、さまざまな活動を通して縁も広がっているが、後任の育成も考えなくてはいけない時期にきているという。「良い人材にうまくバトンを引き継げれば」と話す。そして、「自動車総連の一員として、引き続き社会貢献活動にも力を入れ、支援の輪が広がればいい」。藤沢市在住。
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