任期満了に伴う厚木市長選挙(2月10日告示、17日投開票)の立候補予定者事前説明会が、1月9日に市役所本庁舎4階大会議室で行われ=写真=、5陣営が出席した。=1月9日起稿
この日の説明会に出席したのは、昨年12月25日までに立候補を表明した順に、現職の小林常良氏(69)、いずれも新人で郷土史家の島口健次氏(72)、県議の佐藤知一氏(48)、元市議の石射正英氏(64)の4陣営と、市民グループ「憲法を市政にいかし、すみよい厚木をつくる会」(小池康夫会長)。同会は本紙の取材に「候補者の擁立に向けて、検討を進めている段階」とし、「1週間から10日程度で候補者を立てるかどうか決めたい」と答えた。
説明会は立候補受付事務を円滑に行うためのもので、出席しなくても立候補の届出ができる。
現職・小林氏
小林氏は、1949年生まれ。日本大学卒。市職員、市議、県議を経て、2007年の市長選で、当時の現職の4選を阻み初当選。上依知在住。
「市民協働」「現地対話主義」で進めた3期12年の実績を強調し、就任当初から掲げる「経済活性化・企業誘致」「子育て・教育環境日本一」「徹底した行財政改革」で、持続可能な「元気なまち」の実現をめざす。
新人・島口氏
島口氏は、1946年生まれ。日本大学を中退後、神奈川県警察に入り35年間勤務。警部、公安刑事などを経て退職。毛利台在住。
島口氏は、小林氏が市長就任1年目に、連続3期までとする多選自粛条例を提案し、市議会で制定されていることから「多選を阻止したい」と言及。新市庁舎の移転反対、文化・教養の街の推進などを主張する。
新人・佐藤氏
佐藤氏は、1970年生まれ。早稲田大学大学院修了。市議を2期務め、2011年の県議選で初当選し、現在2期目。中町在住。
「明るく楽しい厚木市」をキャッチフレーズに、団地の空き家対策として、宅幼老所やグループホーム設置で雇用やにぎわいを創出する地域再生などを政策に掲げる。「多選ストップ」や「市庁舎移転反対」を主張する。
新人・石射氏
石射氏は、1954年生まれ。東京薬科大学卒。2003年に市議選で初当選し、市長選は11年、15年に続き3度目の挑戦。長谷在住。
石射氏は、小林氏が提案した多選自粛条例について「現職市長の条例無視の立候補は許しがたい」という立場で、選挙戦で多選を問う考えを示している。学校給食費の無料化や、転入特別地域の創設などの政策を掲げる。
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市選管によると、12月3日時点の選挙人名簿登録者数は18万5500人(男性9万6053人、女性8万9447人)。市長選に5人が立候補するケースは、過去にはないという。
2月6日に公開討論会
公益社団法人厚木青年会議所(白鳥佑記理事長)が主催する立候補予定者の公開討論会が、2月6日(水)に市文化会館大ホールで開かれる。午後6時半開場で、討論会は7時から9時。定員は1425人。入場は無料。
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