任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙(3月29日告示、4月7日投開票)の厚木市選挙区(定数3)の立候補予定者事前説明会が3月1日、厚木市役所で行われ、4陣営が出席した。
説明会に出席したのは、堀江則之氏(75・自民)、山口貴裕氏(46・自民)の現職2陣営と、前県議の佐藤知一氏(49・無所属)、新人の望月真実氏(48・立民)の合わせて4陣営。当日は、立候補や選挙活動における注意点などの確認が行われた。なお、説明会に出席しなくても、立候補の届け出はできる。
現職・堀江氏
堀江氏は、1943年生まれ。県立中央農業高卒。市職員、市議を経て、1983年の県議選で初当選。現在は8期目。上古沢在住。
活力ある社会の創出のため、人口減少社会に対応した少子化対策、子育て支援、教育改革を主張する。また、100歳時代を迎える中、健康で働き、生きがいを持って笑顔で暮らせる社会の実現、企業誘致や雇用拡大で魅力ある社会をめざす。
現職・山口氏
山口氏は、1973年生まれ。桐蔭横浜大卒。民間企業、市議を経て2011年の県議選で初当選。現在は2期目。温水在住。
待機児童解消により親の社会ストレス等を減らし、子どもの虐待根絶の一助とする。厚木に第2県庁の誘致を図り、市・県・国等の庁舎を統合し、厚木の新たな顔『行政都市』として県央の雄都となる礎づくりと、無料Wi─Fiの拡充を掲げる。
前職・佐藤氏
佐藤氏は、1970年生まれ。早稲田大学大学院修了。市議を2期務め、2011年の県議選で初当選。今年2月の市長選に立候補。中町在住。
生産年齢人口の激減が予想される中、働き手がなくなり、税収減となる負のスパイラルを避けるため、高齢化福祉対策の重要性を訴えるとともに、災害対策と被災を見据えた渋滞対策、厚木警察署跡地など、県有地の活用と再整備を掲げる。
新人・望月氏
望月氏は、1970年生まれ。東京成徳短期大卒。美容関連の会社を起業したのち、2015年の市議選で初当選。現在は1期目。幸町在住。
「社会に出すまでが子育て」と、成長段階にあわせたきめ細やかな子育て支援と、それに合わせた親の支援の必要性を訴え、ひとりも見捨てない教育環境の整備、高齢者が生活しやすい街づくり、障害者に寄り添える街づくりを掲げる。
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前回(2015年)の県議選厚木市選挙区は、定数3に対して、立候補が3人で、初の無投票だった。今回、投票が行われると県議選は8年ぶりの選挙戦となる。
市選管によると、3月1日時点の選挙人名簿登録者数は18万5333人(男・9万5918人、女・8万9415人)。投票が行われた前々回の県議選の投票率は、36・29%だった。なお、県知事選の投開票も同日に行われる。
〈3月5日起稿〉
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