清川村が特産品として開発している清川恵水ポークを使ったあらびきソーセージが「2019年度日本IFFAコンテスト」のソーセージ部門で金賞を獲得。11月25日に東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で授賞式が行われ、金メダルと証明書が贈られた。
IFFAは、ドイツ食肉連盟が3年に一度、ドイツのフランクフルトで開催する国際食肉業者専門見本市の略称。ここで開催されるコンテストは130年以上の歴史があり、権威ある食肉マイスターたちがハムやソーセージなどを審査する。
今年は特別にドイツからマイスターが派遣され、初の日本IFFAが開催された。審査は今年8月下旬に行われ、日本国内の約80社から総数530点が出品された。
ソーセージ部門では、ドイツのコンテストと同基準で味や外見、匂い、スパイスなど約140項目がチェックされる。50点満点を獲得したものが金賞に選ばれ、以降は減点方式で獲得点数に応じて銀賞・銅賞が決まる。
清川村が出品したソーセージは、今年3月に村内煤ヶ谷に整備したローカルイノベーション拠点施設の特産品開発研究室で地域おこし協力隊の松田桂一さんが製造しているもの。村の特産品「清川恵水ポーク」を使用し、独自に工夫を重ねて開発に取り組んできた。
開業から約半年での快挙に松田さんは「金賞は恵水ポークの素材の良さあってこそ」と語る。製造では、気泡や詰めムラの無い均一な品質にこだわりがあるという。目指すは3年後のドイツでのIFFA金賞。「継続して受賞できることで、品質の信頼にもつながる。精進していきたい」と、言葉に力を込める。
松田さんのソーセージは特産品として開発中のため、現在は一般販売は行われていないが、ローカルイノベーション拠点施設併設のイタリアンレストラン「四季」と、宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい会場で味わうことができる。詳しくは村産業観光課【電話】046・288・3864へ。
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