社会福祉法人厚木市社会福祉協議会(神保忠男会長)では6月から、厚木市保健福祉センターのエントランスに「マスク寄付ボックス」を設置し、新品マスクの寄付を募っている。
これまでに、市民から市社協宛てに「マスクを寄付したい」という問い合わせが数件あり、「そういった声に応えられるように」とボックスを設置した。寄付できるのは、新品で未使用のマスク。新品であれば、手作りの布マスクも可。色や形などは問わない。集まったマスクは、市内にある約70の福祉施設で構成される厚木市社会福祉施設連絡会に配布する予定だという。
市社協では「新品のマスクがあれば、ぜひ協力頂きたい。大量の数でボックスに入らない時などは、5階の社協の事務局に声を掛けて頂ければ」と話す。
マスク寄付についての詳細、問い合わせは市社協【電話】046・225・2947へ。
「高齢者に役立てて」
一般社団法人あつぎ相続くらし支援センター(前島憲司代表理事)は6月4日、市社協に、使い捨てマスク3千枚を寄付した。
同センターは、高齢者が抱える相続の問題や、暮らしの支援を通して、安心して暮らせる地域の実現をめざして活動している。今回のマスクは、これまで同センターが予備として所有していたもので、「新型コロナウイルス感染症の影響が続くなかで、高齢者を中心に役立ててもらいたい」と市社協に寄付を決めたという。
この日は、同センターの前島代表理事、今井一男さんが市社協事務所を訪れ、神保会長に直接マスクを手渡した。前島代表理事は「当センターでは、普段から高齢者の生活のお手伝いをしており、何かお役に立てればと思い寄付を決めた。今後も高齢者に寄り添った活動をしていきたい」と話した。マスクを受け取った神保会長は「非常にありがたい寄付。このマスクは、厚木市社会福祉施設連絡会にお渡しし、多くの方に行きわたるようにしたい」と応えた。
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