高齢者福祉活動に尽力したことが評価された。現在は社会福祉法人厚木慈光会特別養護老人ホームムツアイホームすこやか(厚木市下川入)の施設長を務める。「表彰は恐縮の至り。20代の頃から施設に関わってきて、これまで支えて頂いた方々、先輩方のご指導があってやってこれた。皆様に感謝です」と話す。
これまでを振り返ると「その時の最良」の形を選んで歩んできた。今では、当たり前となっている送迎や配食サービスも、地域や周辺の施設と共に、国が制度化する前から取り組んできた。「社会や生活、世代の変化に応じて介護に携わるなかで、どれも答えがあるわけではない。その状況に合った最良を選んでやってきた」と話す。
施設の利用者の形態が変わるなかで、都度どのように対応していくかを考えている。「福祉は柔軟性がないといけない。硬直してしまったら福祉ではない」ときっぱり。「これからも、必要としてくれる方々に、寄り添える施設でありたい」と誓う。
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