横山 実のGOLF LIFE Vol.2 【2】ゴルフ人口の減少
◆ゴルフ人口の減少。これはゴルフ指導者にとってはさみしい限りだ。原因は少子化問題、高齢者の引退、若者のゴルフ離れなど。だが、私が気になるのはゴルフのイメージ。エチケット・マナーが厳しい、敷居が高く、お金をかけて1日使う、コースに出るまで時間がかかる、一緒にゴルフをする人が周りにいないなど。このように気軽に始められない先入観でゴルフの魅力が伝わっていないようだ。
◆今でも日本のゴルフは、ビジネスゴルフのイメージ感がある。接待ゴルフという言葉はあまり聞かれなくなったが、ビジネスパートナーとゴルフを通じて交渉することは海外でも重要と考えられ、日米の政治的交渉のためにゴルフをするのもその一つの例だ。
◆ただ、昔はプレー料が高く贅沢なスポーツとして割り切られたが、近年ではネットで予約ができクーポンやポイントを利用して安価にプレーできるゴルフ場も増えてきている。
また、ゴルフ用具やウェアもメーカーやブランド色の強いおしゃれなものが販売され、若者のゴルフのイメージが変わりつつある。
◆今後、私を始め関係する様々な企業やゴルフ場、団体等が昔の硬いイメージから、気軽にできるスポーツゴルフへと変えていく努力と取り組みが、人口増加への必要条件だと思う。
◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実
厚木・横浜を中心にゴルフのティーチング活動を展開。このコラムをきっかけによりゴルフに親しんでいただけると嬉しいです。
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