厚木市厚木町の厚木神社で11月23日、氏子らが参列して、新嘗祭が執り行われた。
新嘗祭は、収穫や収入、勤労報酬に対して感謝をささげる祭事で、現在では全国の神社で毎年この日に行われている。
宮司がお祓いをした後、神事を進行。参加者らは、玉ぐしをささげ、恵みに感謝した。
同神社は天延年間(973―)の創建と伝えられ、創建は郷内西方の字、天王免(明治9年地租改正の時、字大井と改め、その後耕地整理の時に字恩名境となる)の地に勧請されたと伝えられている。現在地に移されたのは元和4(1618)年に再建の棟札が所蔵されていたことが記録にあり、それ以前と推測される。
「厚木神社」は明治維新以後の名称で、それ以前は午頭天王社と呼ばれ、一般には天王様と尊称されていた。現在も「お天王さん」と地元では親しまれている。
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