厚木市下荻野にある子中保育園(大塚裕子園長)で11月30日、年長児を対象に「楽書ワークショップ」が行われた。「楽書」とは、絵であり字でもある古代文字を表現対象としている。同園では、年長児が園庭に砂絵を描いたり、廃材で独創性の高い作品を作ったりと創造力が高いと感じ、「自由に表現する」という活動を体験させたかったという。
ワークショップでは、現代書家の西川梨世氏とオンラインでつなぎ、楽書についての解説や、古代文字の日から土までの曜日を体で表現する体操、カルタなどが行われた。その後、実際に筆を持ち半紙に古代文字を書いていった。初めての体験に、「丸く書くところが難しかった」や「思ったよりも簡単だった」など、さまざまな感想が聞かれた。
大塚園長は「同じ文字でも表現の仕方に個性が出ていて、かつその個性の出方が各自一貫していることが興味深かった」と話した。西川氏は「みんなの笑顔を見ていると、保育園で一緒に同じ空間で実現出来たらと思った」と話した。
なお同園では、12月5日のクリスマス発表会でライブアートを行う予定という。
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