身の回りにある物を使った不思議な実験を通して、子ども達に科学に親しんでもらう科学教室が11月8日、厚木市下荻野の子中保育園(大塚裕子園長)で開かれた。子ども達に科学の楽しさを伝える活動に取り組む北海道教育大学非常勤講師の井上千加子さんによるオンライン指導のもと、年長園児6人が実験に挑戦した。
実験テーマは「まざるかな?とけるかな?」。4つの液体の密度や比重の不思議を体感する内容で、園児たちは透明のプラスチック容器にはちみつと水、サラダ油、無水エタノールを慎重に注いでその様子を観察。液体が混ざることなく4つの層を形成すると「何でだろう」「きれい」などと歓声を上げていた。
「4つの液体を混ぜたらどうなるかな」などと井上さんが問いかけると、園児らは仲良く話しあって考え、積極的に答えを出していた。
溶解度について学ぶ実験では、砂糖と塩の溶け方の違いを体験。視覚や嗅覚を働かせながら、気づいた点を画面越しに井上さんに報告していた。
同園のオンラインによる科学教室は、日常生活から学ぶ力を育もうと今年9月から全3回の予定で実施された。
同園の大塚園長は「正解が大事ではなく、身の回りにある不思議を確かめてみようと思う気持ちが芽生えてくれた」と話していた。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>