移転・新築整備工事が進められていた厚木消防署の2分署が完成。相川分署(同市酒井)が昨年12月24日に、南毛利分署(同長谷)がきょう1月14日に供用を開始する。
厚木消防署相川分署は1982年開設。同市岡田や酒井、戸田、下津古久、上落合、長沼と船子、温水、愛甲の一部ほかの区域の活動を担う。同じく南毛利分署は79年に開設。長谷や愛名、森の里若宮と温水、船子、愛甲の一部ほかの区域を担当してきた。
しかし、両分署とも築後40年前後が経過。建物の老朽化が進み、さらなる庁舎機能の充実が求められていたため、市は両分署の移転・新築を決め工事が進められていた。
拠点機能形成車を導入
新たな相川分署は、下津古久602の1の面積2286・40平方メートルの敷地に移転。庁舎の延べ面積は922・10平方メートル、鉄筋コンクリート造・地上2階となっている。災害時の消防機能継続に万全を期すため自家用給油取扱所を備える他、消防活動を後方から支援する拠点機能形成車と大型資器材倉庫を配備し、市南部の消防・防災の拠点となる。新築工事費は5億6878万8千円。
有効活用した訓練施設
一方、南毛利分署は、長谷673の5の面積2610・74平方メートルの敷地できょうから供用を開始する。庁舎の延べ面積は772・79平方メートル、鉄筋コンクリート造・地上2階。県道・市道両方向に出動可能な車両動線を確保し、より迅速な出動に繋げる。また、分署庁舎を有効活用した訓練施設を設置。消防隊員の災害対応能力の向上を目指す。新築工事費は4億8694万8千円。
さらに消防団第7分団との併設施設とし同一敷地内で消防団との合同訓練も可能。同分団第6部器具置場も併設される。
市では、「あらゆる災害に迅速・的確に対応し市民の命と財産を守るために、消防・防災の拠点施設として機能を強化しつつ2つの庁舎を同時期に新築整備した」としている。
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