愛川町は4月15日、2020年9月と10月の中学校給食の残食率が、神奈川県が定めた目標値5%に近い4・8%だったと発表した。町は「温かい給食の提供が残食率の低減につながっている」と分析している。
同町の中学校給食は、20年7月までデリバリー選択方式を採用していた。当初は注文数も多かったが徐々に低下。残食率も県平均8・29%を超える8・7%(15年度データ)で担当者は「冷めた食事が不評だった」と、給食の提供方式が課題となっていた。
そこで町は20年9月から、デリバリー選択方式から小学校の給食室で中学校分をまとめて調理・配送する「親子方式」に切り替え、温かい給食の提供を始めた。生徒の評判は良く、残食率の低減につながった。
食材には町内産の野菜や卵、豚肉などを使用。また、21年4月から毎月1回、通常よりも多く町内産の食材を盛り込む「愛川パクパクデー」を設け、食育への取り組みに力を入れる。町の担当者は「子どもたちの健康に資するとともに、食品ロスの削減にもつながる。今後も取り組んでいきたい」と話している。
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