「思っていたよりそんなに大人じゃない。こんなんで良いのかと思う。小学生の頃のハタチのイメージとギャップがある」と今の気持ちを率直に口にする。現在は、東海大学教養学部芸術学科音楽学課程の2年生。音楽の教員になるため勉強中だ。幼い頃にピアノを習い始め、小学校、中学校と音楽の授業が好きだった。しかし高校では、音楽は選択科目で、「ラクだから」選んでいる生徒が多く、授業が「カオスだった」ことも。そんな経験から「音楽の楽しさやすばらしさを伝えたい」と音楽の教員をめざすように。歌もピアノも上手で、皆を楽しませていた中学校の音楽の先生が憧れの一人。
「一生に一度の記念にやりたいと思っていた」。何年か前に新聞で実行委員会の存在を知り、市のHPで逐一、委員の募集が出ないかチェックしていた。
今回の「はたちのつどい」のテーマは「『拓』可能性は無限大!」。今年の新成人は、コロナ禍で学校生活が制限され、高校最後の体育祭や文化祭なども我慢した世代。大学進学後もオンラインでの授業がほとんどで、思い描いていた大学生活のスタートが切れなかった。そんな境遇から「自らの力で未来に向かって切り拓こう」とこのテーマを据えた。
双子のため、周囲から自身が幼い頃、両親が苦労したと度々聞いたこともあり、20歳の抱負には「感謝」をまず口にする。前撮りでは、振袖姿の自分を前に父が泣いていた。「自分の言動には責任を持ち、名前の由来通り、誰にでも優しく接することができる大人になりたい」
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