厚木市在住の北村純一さん(78)の俳句がこのほど、作品展「第20回富士山を詠む」(静岡県富士宮市・富士宮市教育委員会共催)の一般部門で最高賞「富士山天賞」を受賞した。同賞の受賞は初めて。
作品展は年に1回開催されており、今年は北海道から沖縄まで全国から一般の部は1786句、小中学生の部は2153句の応募があった。同市によると年々注目度は高まり、応募数も増えているという。
俳句は「富士山の映るまで田に水を張る」。季節や時間、場所によって様々な表情を見せる富士山を好む北村さんが、田んぼの情景と重ね合わせて詠んだ句。審査員は「いよいよ田植えの準備に入る。まだ、濁りが残っているがそれも次第に落ち着き映る富士山の姿も徐々に鮮明になってゆく。そんな時間的経過が見えてくる作品」と評価した。北村さんは「過去数回投稿しましたが、好きな富士山をテーマにした俳句で富士山天賞をいただき、大変嬉しいです」と話した。
北村さんは、経営コンサルタントとして活動する傍ら、短歌や三味線などにも精通している。
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