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新神奈川16区次期衆院選 現職に新人2人が挑むか 区割り変更で海老名注目

政治

公開:2023年7月28日

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 新区割りで行われる次期衆院選で、神奈川16区は厚木・海老名・伊勢原市が一つの選挙区に再編される。現段階では前回まで4度にわたり交互に小選挙区と比例区で連続当選の立憲民主党の後藤祐一氏(54)と自由民主党の義家弘介氏(52)に、日本維新の会と参政党の新人が挑む構図となりそうだ。

(7月25日起稿)

 前回の第49回総選挙(2021年10月31日投開票)では、神奈川16区(厚木市、伊勢原市、相模原市緑区・南区の一部、座間市の一部、愛甲郡)で、後藤祐一氏と義家弘介氏が出馬。後藤氏が小選挙区で当選し、義家氏が比例区で復活当選した。2氏の争いは12年の46回総選挙から続き交互に小選挙区と比例区の当選を繰り返してきた。

 昨年12月28日に「区割り改定法」が施行され、16区は厚木市・海老名市・伊勢原市に変更された。現職はこれまで馴染みのなかった海老名市に、重点的に足を運ぶ。

 日本維新の会は6月28日、次期衆院選の小選挙区の公認予定者を発表、16区には新人の伊左次美江氏(62)を擁立。同日参政党も発表し、新人の佐野留美氏(39)が16区に挑む(佐野氏は11月の海老名市議選に出馬する可能性も)。2氏は海老名市に事務所を置く。

各氏コメント 

 後藤氏は69年3月生まれ。相模原市出身。東京大学法学部卒。09年衆院選で初当選。「06年に16区で活動を始めてから17年間、選挙区割も相手も変わりましたが、一軒一軒訪問し頂いたご意見を国会で提案し、実現していく私の姿勢は一貫して変わりません」とした。

 義家氏は71年3月生まれ。長野県長野市出身。明治学院大学法学部卒。12年衆院選初当選。「誰が、どの政党が国難にある我が国を守り、地元の明日を拓けるのか。それが来る総選挙の争点です。新16区の為に今後も政権党の中心で確かな仕事を重ねます」と話す。

 伊左次氏は61年4月生まれ。海老名市出身。東京芸術大学音楽学部卒。オペラ歌手。「16区の皆さんに日本維新の会という新しい選択肢を示すことに意味がある。音楽講師という仕事を活かし、コミュニティの輪を広げ、私の考え、思いを伝えていきたい」という。

 佐野氏は83年10月生まれ。岩手県出身。岩手県立盛岡市立北陵中卒。美容業。「子供達の未来の為に我々大人は政治に参加しなければならない。普通の母親として伝えられることがある。参政党という新しい選択肢を伝える為16区で活動して参ります」とコメント。

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