厚木薬剤師会の会長に就任した 伊藤 一(はじめ)さん 厚木市飯山在住 51歳
困っている人に手を
○…「厚木で生まれ育った。だからこそ安心して暮らせる街にしたい」。厚木市と愛甲郡の77薬局で組織され、保険調剤をはじめ、薬物乱用防止や学校薬剤師活動、休日夜間急患診療所の協力など、薬に関する多岐にわたる活動をする厚木薬剤師会。このほど会長に就任した。「今まで築きあげたものを守り、更なる発展、地域貢献をしていきたい」と話した。
○…「子どもの頃は獣医になってムツゴロウさんのお手伝いをしたかった」と笑う。それが医療をサポートしたい気持ちになりの薬学の道へ。北里大学薬学部卒業後は東名厚木病院に薬剤師として勤務した。病院勤務が薬剤師としての原点であり、「人の命の重さ、医療人としてのプライドと使命感を学ぶことができた」と振り返る。医薬分業の流れで、薬局と福祉用具を扱うイノベイションオブメディカルサービスへ移籍。昨年9月に代表取締役に就任した。
○…「薬のスペシャリストとして、困った人に手を差し伸べなければいけない」。会長の今も休日夜間急患診療所の担当も積極的に受け持つ。コロナ禍の神奈川モデルでは、薬剤師として点滴の扱いなどを学んだ。「患者と直接交わり、チーム医療の一員にしっかりと入れた瞬間だった」と力強く話す。今後は会としても献血活動などを行い、患者と薬剤師の顔の見える関係をめざす。
○…2025年には本格化する「地域包括ケアシステム」。少子高齢化のなか、みんなで守るをめざして、薬剤師会としても協力していく。「人のために」が活動の原動力であり、その気持ちがあるから今がある。「困ったことがあれば、薬局を頼って欲しい」と微笑んだ。趣味はゴルフ。昔のジムカーナ仲間と年に1回サーキットで会うのも楽しみだ。
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