厚木市は次世代モビリティとして期待される「モビリティスクーター」の全国初となる公道走行実験を、10月から市内森の里地区を中心に開始する。10月4日(水)にはこれに先駆け、森の里公民館でモビリティスクーターの見学試乗会を実施し、同地区から6人のモニターを募集する。モニターには各3週間の使用を依頼し、モニタリングを開始する。
次世代モビリティとは、高齢化社会や環境対策などの社会の変化に対応し、EVやAIなどの先端技術を活用した新しい移動手段(モビリティ)のこと。モビリティスクーターは、欧州などの諸外国で、高齢者の自立移動や生活支援のための乗り物として普及が進んでおり、今後、国内でも日常生活の移動手段として活用が期待されているという。
厚木市では2021年に「厚木市コンパクト・プラス・ネットワーク推進計画」を策定。移動手段の「ラストワンマイル」として、次世代モビリティに期待を寄せており、今年6月にも公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の協力を受け、モビリティスクーターの試乗会を行っている。
今回の走行実験で使用するモビリティスクーターは、台湾のHeart Way社製の「電動パーソナルモビリティS23」。操作性・走行性が高く、最高速度は15キロ。家庭用電源で充電でき、1回の充電で45Kmの走行が可能だという。車両は日本国内では未販売となっており、実験のためミニカー登録でナンバーを取得し、同財団から無償で貸し出される。
試 乗 会
試乗会は10月4日(水)午前9時半から11時半まで。森の里公民館(厚木市森の里1の31の1)の中庭とその周辺道路で行われる。
当日はモビリティスクーターの試乗・展示に合わせて、公道走行実験に参加するモニター(6人)の募集も実施する。
モニター対象者は森の里地区住民で普通自動車免許が必要。選ばれるとモビリティスクーターが貸し出され、1人約3週間の走行(森の里地区内のみ)で、GPSを活用し、利用経路の確認・利用時間帯などをモニタリングする。期間は12月15日まで。
市都市計画課では「超高齢社会を迎え、今後はフレイルに関する不安も増える。今回の試乗、走行実験を通して、カーボンニュートラルや移動手段を考えるきっかけになってほしい」と話す。
試乗会やモニターに関る問い合わせは市都市計画課【電話】046・225・2357へ。
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