厚木市は、厚木市営及川球技場のネーミングライツ契約を露木建設工業株式会社(酒井幸治代表取締役社長・本社/横浜市青葉区)と締結し、1月11日に厚木市役所で記念式を行った。契約期間は2024年4月1日から2027年3月31日までの3年間で、契約金額は年額100万円。新たな名称は「ツユキ及川球技場」となる。
厚木市では、新たな財源確保と地域活性化などを目的に、ネーミングライツ制度を推進。2019年には、(学)幾徳学園神奈川工科大学が「神奈川工科大学厚木市子ども科学館」として同制度を契約しており、今回の露木建設工業(株)の締結で2社目となる。
昨年7月に同社から厚木市へネーミングライツを提案し、政策決定を経て12月に契約を締結した。契約期間は2024年4月から3年間で、年額100万円。名称を「ツユキ及川球技場」とした。
記念式で山口貴裕市長は「心から感謝。球技場ではソフトボールの日本リーグなどが開催されるほか、普段は幅広い世代に利用されています。スポーツの聖地づくりに向けて、施設の整備促進に利用し、よりスポーツに取り組む環境にします」と話した。
及川へ恩返し
露木建設工業(株)は1991年設立の産業廃棄物処理や再生砕石生産販売などを行う企業。本社は青葉区となるが、2015年に市内企業とM&Aを行い、市内及川に及川工場を開設。また山際にも厚木工場を持つ。
今回のネーミングライツはマーケティング活動の一環ではあるが、別の側面もある。酒井社長は「9年前に及川で事業をはじめ、当時40歳の私に企業を譲ってくれた及川の地に恩返しがしたいと考えていた。県央の少年少女の健全な成長の力になれればうれしい」と話した。
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