清川村煤ヶ谷駐在所勤務となった 平山 享さん 清川村煤ヶ谷在住 47歳
村の安寧は私の使命
○…警察官として27年のベテランだが駐在所勤務は初めて。8年間務めた前任から引き継いだ。地域に腰を据え、仕事に従事できることが駐在所勤務のやりがいと気を張る。わずかな時間でも村内を周り、道を把握することに努めている。巡回中、声をかけられたり、子どもたちはあいさつをしてくれる。「村民の温かさを感じる。村民が安全安心にして暮らせるように努めていく」と決意を新たにする。
○…千葉県千葉市出身。高校生のとき、柔道部の顧問に勧められたことから警察官を目指した。運動も得意で体力には自信があった。当時はまだ、将来の目標は定まっていなかったこともあり決めた。「警察官という職業はなんとなく興味があった。背中を押してくれたのは先生の一言」と感謝する。
○…川崎市内の交番勤務から警察官としての人生がスタートした。市民にとっては新人もベテランも同じ。確実に職務を遂行しようと無我夢中だった。「内心は緊張の連続だった」と振り返る。2010年3月に県警本部に配属となり、若手の育成に従事し主に職質を指導した。「些細な動きの変化も見逃さないこと」。これまでの柔和な表情から一転、眼光は研ぎ澄まされキリッとした表情に変わった。
○…4年前、仲間との初めての北アルプス登山をきっけに山にはまった。険しい道のりの先にある山頂から見る絶景に疲れが瞬時に吹き飛び、感動が全身をめぐった。以降、非番の日は山登り。日本百名山は60近くを制覇している。「体力作りにもなるから」と仕事に結びつけることも忘れない。1人暮らしの楽しみは料理で得意料理はチャーハン。自炊を基本としているというが、「手の込んだものはできないけど」とおどけた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
12月13日