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全日本アームレスリングストラップ選手権のマスターズ無差別級で優勝した 小出 賢(まさる)さん 愛川町半原在住 54歳

公開:2024年5月17日

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継続で鍛えられた強い心

 ○…前大会では4位。優勝を目指して臨んだ今大会では4戦目で一度負けてしまったが、敗者復活戦でチャンスをつかみ取った。わずか1秒で決着が付くアームレスリング。決勝戦は両者の力が拮抗し、5分間に及ぶ戦いに。「苦しかった」と振り返るが、得意のスタミナで粘り勝ちした。

 ○…幼少期から少林寺拳法や空手に親しんできた武道家。18歳からは筋トレにも励み、「怖いもの知らずだった」と笑う。15年ほど前に偶然ネットでアームレスリングの道場を見つけ、興味本位で体験してみることに。「ぶっ倒してやる」と自信満々で対戦したのは自分よりもはるかに細身の学生だったが、全く勝つことができないことに衝撃を受けた。「体格だけではつくれない強さ」に興味を抱いた。

 ○…毎朝5時には起床。6時半に出勤後は、始業まで1時間半の練習をこなす日々を1年間続けてきた。アームレスリングの動作を分析し、自身の弱点を鍛える器具も自作。「練習は本当にきついし、毎日続けていると目的を見失いそうになる」と本音も口にする。しかし、今回の大会ではその努力が”一瞬”で勝敗を決めることを実感。「継続することが、自分自身の負けない心を鍛えてくれる」。その心は、公私の切り替えや良好な人間関係の構築にもつながっているという。

 ○…10年前、試合中に左腕の上腕二頭筋を断裂。手術とリハビリを経て復帰した経験は自分自身の弱点を克服し、身体と向き合うきっかけになった。50歳を越えてからは疲れを残さないことが日々の課題。甘いものを取らない食生活と、7時間の睡眠確保を徹底しているという。「老いに負けず、まだまだ成長していきたい」。世界の舞台に立つ目標は、まだ一つの通過点だ。

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