▽厚木市中荻野にある「戒善寺」の神部日龍住職(55)は、寺の管理や維持などの仕事をしながら現在はアプリや動画配信サイトを使ってライブ配信を行う”ライバー”として活動中だ。フォロワーは1千人以上、毎日寺のお勤めを終えてから配信する。
▽「寺の周辺を散歩する様子を配信しています。寺の近くは荻野川が流れ、広町公園と自然豊か。ゆったりとした時間を楽しんでもらえる気楽に見れる内容」と話し、毎回100人近くの視聴者がいる。
▽ライバー以前はアマチュアレスラーとしてリングに立っていた。デビューは32歳、僧侶と二足のわらじで多い時には週1回、試合をこなしていた。「中学生の時からプロレスが大好きで、高校生の時には空手道場に通っていた。当時はレスラーになるなんてはるか遠くのことだったけど」と物静かな佇まいからは全く想像できない。
▽転機はプロレスラーのターザン後藤さんとの出会い。ターザンさんが開いていた道場に練習生として埼玉県まで3時間かけて通った。憧れのリングの上で戦った初の試合は「緊張はしましたけども…、まぁ」と白星を飾ったこともポツリ。
▽「興味を持ったことは、とりあえずやってみる。そして続ける。続けることが何事も大事」と話し「仏教に関心を持ってもらいたいとは思うけれど、何事も急には難しい。ゆっくり伝えていけることもあるでしょう」とほほ笑んだ。
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