低出生体重児の家族会として当事者の支援に向けて活動をするNPO法人pena(坂上彩理事長)による「リトルベビーハンドブック写真展」が6月1日、厚木地下道のあつぎロードギャラリー3と市保健福祉センターの両会場で始まった。
低出生体重児は、出生時の体重が2500g未満で、10人に1人の割合に上るという。同法人は県内の低出生体重児の家族会が母体となり今年4月にNPO法人化した。
活動の一環として、1500g未満の極低出生体重児を対象とした母子手帳のサブブック「リトルベビーハンドブック」の作成を県に要望し、昨年8月に完成。一般の母子手帳には記録する欄がない1千g未満の体重や、子どもの発達について「できた日付」などを記録できる。
今写真展では、リトルベビーの成長過程の写真やオムツの大小サイズ比較、母乳バンクについて、ハンドブックの内容など約100点を展示している。
坂上理事長は「リトルベビーを育てる当事者はもちろん、知らない方にも知ってもらえる機会になれば。応援してもらえるとうれしい」と呼びかけている。
展示は両会場とも15日(土)まで。最終日は正午までとなっている。
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