厚木市は、2027年度の供用開始を目指している市庁舎などからなる複合施設について、7月7日に市民向けの実施設計説明会を開いた。
複合施設は、本厚木駅東口から150mほどに位置する中町第2―2地区の敷地約1万2800平方メートルに、市庁舎や図書館、プラネタリウムなどを備える(仮称)未来館、市消防本部や国県の機関などを一体的に整備する計画。地下1階、地上9階建てで、今年9月に着工する。総工費は約291億7千万円。
説明会にはおよそ40人が参加し、施設の設計方針やコンセプト、各機能の配置計画、内外装、環境計画などについて、市市街地整備課職員が説明した。
市民からは、「様々な機能が複雑に詰め込まれた施設で、ワンストップサービスをどのように実現するのか」といった質問が寄せられた。市側は本庁舎と第二庁舎に分かれている現在の市庁舎機能が集約される点や、図書館、国県の行政機関などの案内・相談機能を1階に配置するほか、戸籍、年金や転入・転出など、市民の利用機会が多い手続きを庁舎側1階で対応できるようになるなどのメリットを挙げた。
施設内には、屋外に設ける観覧席と一体的な利用が可能な広場的スペースも整備される。市は利用形態に関する質問に対し、屋内外を一体利用したイベントや、ミニコンサートなどに利用する考えがあると話した。災害時には、災害対応用のスペースとしても活用を検討しているという。
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