自転車用ヘルメットの着用が昨年4月から努力義務化されたことを受け、厚木市では中高生の着用率向上を図るため各校の代表生徒を「自転車ヘルメットインフルエンサー」に任命する取り組みを行っている。
今年度は、玉川・睦合東・小鮎・睦合の各中学校と、厚木北高校の計5校を対象に実施。各校10人から30人程度を任命し、自らが率先してヘルメットをかぶり生徒らに着用を呼びかける。
睦合東中学校では7月5日に任命式が行われ、16人の生徒が真新しいヘルメットと任命書を石塚修副市長から受け取った。
平浜陸空さん(1年)は「友達と遊びに行くときによく自転車を使うので、しっかりとヘルメットをかぶろうと思う」と表情を引き締めた。今年1月には、当時小学校3年生だった弟が自転車乗車中に車とぶつかる事故に遭ったという。「ヘルメットをかぶっていたから、頭にけががなくて良かった」と、着用の重要性を痛感したという。
これまでも自転車乗車時にヘルメットを着用していたという小林花音さん(3年)は、「新しいヘルメットは格好いい。グラフで事故などの数字を示しながら、皆にもヘルメットの重要性を伝えたい」と意気込んだ。
市くらし交通安全課の調べでは、市内における2023年度のヘルメット着用率は中学生が約37%、高校生は約6%にとどまる。同年中に発生した135件の自転車交通事故のうち、36件(27%)は高校生が関係したものだった。
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