厚木市は2027年度に供用開始を目指す市庁舎などからなる複合施設内のカフェ・売店の運営について、事業者を対象に実施したサウンディング(対話)型市場調査の結果を公表した。
カフェ・売店施設は1階南側エントランス付近に整備予定で、敷地面積は約200平方メートル。屋内に約40席を設ける。8階西側の市民ロビー部分の市民利用スペースには、 自動販売機と飲食コーナーを設ける計画。
調査には10者が参加し、事業概要を踏まえて運営上の課題や賃料、レイアウト、市が主催する事業との連携などについて意見を交わした。
事業者からは、図書館などが一体となった施設は庁舎の利用者以外の来店も見込めるといった意見以外に、図書館利用者が求める静かな場所の妨げになることや、休日・祝日の売り上げ減少を懸念する声もあった。
施設レイアウトについては、カフェと売店が隣接することにより、カフェで調理した商品を売店で販売するなど運営の幅が広がるといった意見があった一方、混雑を分散させる観点から両施設を離すべきといった案もあった。
営業時間については、カフェ利用客の来店を見込めない朝夕や、売店利用客の見込めない平日は営業時間の短縮を希望する声や、一般利用者が入れる立地条件であれば夜遅くまででも営業したいといった意見が出た。
売店での地場産食材の販売や、障害者が作った手づくり品などの取り扱いについては、協力の姿勢を示す事業者が多かった。地元や近隣市町村の事業者連携メニューについても積極的に提供していきたいという声や、市内での雇用を推進したいという回答もあった。
市は今回の調査で得られた事業者からの意見や提案を踏まえ、施設運営の具体化を進めていく。調査結果は市ホームページで公開されている。
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