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愛川町の町民有志が立ち上げた子ども食堂「ハッピーハッピーランチの会」が、8月22日に半原の児童養護施設「手まり学園」で開かれた。
同会による子ども食堂の開催は2回目で、地域の民生委員・児童委員や厚木愛甲地区更生保護女性会、愛川シニアボランティアなど多くの運営スタッフが協力。子どもたちは持ち寄った夏休みの宿題などをスタッフに教えてもらいながら午前中を過ごし、更生保護女性会の会員らが作った甘辛豚肉のぶっかけそうめんとおにぎりを食べながらにぎやかな昼食時間を送った。
初めて参加したという小学2年生の児童は、「お昼ごはんがおいしくて残さず食べられた」と笑顔。昼食後には同学園の施設内で卓球や水遊び、手芸などの遊びの時間も用意され、「新しい友達ができて楽しかった」と振り返る児童もいた。
同会は、地域で子ども食堂を運営する組織を作ろうと、民生委員の大貫玉美さんと主任児童委員の甘利敦子さん、同学園の施設長を務める近堂瑞穂さんの3人が立ち上げた。過去に町内の上熊坂区で子ども食堂を運営していた勝又富美子さんの経験もヒントになったという。
こども食堂は資金面や会場選びなども課題となるが、同会では県の子ども食堂応援事業協力金を活用して費用を工面。同学園の敷地や厨房などの設備を使用できる利点もある。
甘利さんは「夏休みということもあり、共働き家庭などでは平日は一人でご飯を食べている子も多い。子ども食堂に来てもらうことで、世代を超えた交流も楽しんでほしい」と願う。大貫さんも「家で寂しくしている子どもたちが、いつでも足を運べるような会にしたい。定期的な開催を目指し、息の長い活動につなげたい」と話した。
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