「第24回全日本少年少女空手道選手権大会」が8月8日から10日、東京武道館で開催され、崎田空君(緑ケ丘小)が小学2年男子形の部で3位入賞を果たした。崎田君は今回の入賞で来年度の全国大会出場が決まり、スーパーシード権も獲得した。
崎田君が空手を始めたのは幼稚園年中の時。先に空手を始めていた姉の練習を見学し、「強くて優しい、かっこいい先輩たちのようになりたい」と思ったという。
高難度の形で挑戦
今年5月に行われた神奈川の代表を決める予選会で優勝した崎田君は、8月の全国大会へ出場。大会では3つの形が必要となる中、自身の流派である剛柔流の「クルルンファ」という形を3位決定戦で披露した。
「クルルンファ」は最初の蹴り技が難しく、崎田君も練習の段階では何度も足がぶれてしまい、形の完成度を高めるのが課題だったという。「師範や先生、先輩たちのアドバイスを思い出しながら毎日練習した。3位決定戦の時はみんなの顔が思い浮かんだ」と話す。
崎田君は大会を振り返り「3位になって一番うれしかったのは、応援してくれたみんなが喜んでくれたこと。3位が決まった瞬間にみんなの声が聞こえた」と達成感をにじませた。
現在は11月に茨城県で行われる関東大会に向け練習に励む崎田君。「冬の全国大会に向けて優勝を目指したい」と意気込んでいる。
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