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「おそうじ隊501」で知られる株式会社モリサービス(厚木市)が創業50周年を迎える
厚木市岡田に拠点を構える株式会社モリサービス(守屋克則代表取締役)が今年、創業50周年を迎えた。同社はクリーニングサービス「おそうじ隊501」や賃貸アパート・マンションの原状回復を行う「キーパーⅢ」などの清掃事業を中心に展開している。50周年の節目を迎え、サービス内容やスタッフの声、同社の歴史や強みについて、話を伺った。
県央地域の街中を走る黄色い社用車。「小さな和から 大きな輪へ」をキャッチフレーズに、依頼先へ向かう。同社の清掃サービスである「おそうじ隊501」では、①ビル・オフィス②賃貸物件③ハウスクリーニングの3本柱で運営している。注文比率は①と②が90%以上を占めており、現場の件数は約1万カ所。「ありがたいことに年間を通してお申込みいただくことが大半で、中には30年以上継続しているお客様もいる」と守屋代表は話す。依頼主はクリニックや美容院、工場などの施設が多く、最近では介護施設からの依頼も増加傾向だという。
おそうじ隊501は、約40年前からフランチャイズ展開をしている。2024年9月時点で全国に35店舗を構え、定期的に全店舗のスタッフが集まり、技術を高め合っているのも強みだ。
同社は正社員22人と11チームの専門清掃スタッフ、120人の日常清掃スタッフで、年間約9000~1万件の現場を清掃している。ただ綺麗にするだけではなく、「頼む人が何を望んでいるのか」と、背景を考えながら作業をしているという。どんなスタッフが働いているか、2人の社員に話を伺った。
今年で入社25年を迎える営業部の佐藤智彦さんは、1999年に新卒で入社した。会社説明会で「面白そうな会社」だと思い入社を決めたそう。主な業務は依頼があったお客様と現場に出向き、見積もりやスケジュール調整。同社の魅力を尋ねると「綺麗になって喜ぶ表情を見るのは何年たってもうれしい。良い仕事だなと思う」と笑顔で話していた。
「若手のホープ」として紹介されたのは現場スタッフの稲本風雅さん(入社4年目)だ。平均して1日2~3件の現場をまわり、じっくり作業を行う。心がけていることは「誰が見ても綺麗なこと」と「扱っている道具を大切にする」と稲本さん。「モリサービスさんに頼んで良かった」の言葉がやりがいだそうだ。
1974年に守屋代表の父にあたる守屋孝則会長が創業した。元々は建築業だったが、建築の現場で発生する廃材を処理することからサービスを始め、ニーズの高まりから徐々に清掃業務へと転換していった。信頼を積み重ねていき、「明確で分かりやすいサービス」を追求してきた。
以前は市内元町に拠点を構えていたが、2010年に現在の岡田に本社を移転。清掃業務の他にも、専門のリフォームスタッフがアパート・マンションの現状回復に携わり、「おうちの事を一貫して任せられる」サービスを展開している。 社員に伝えていることは「ただの清掃屋にならないこと」と守屋代表。今後もクオリティを保ちながら、「お客様が何を望んでいるか」を考え、提案型のサービスで運営していくという。
50周年を記念して、LOTTEにてオリジナルデザインの「501のマーチ」を製作。お客様への記念品として配布し、好評を博している。守屋代表は「依頼を続けて下さるお客様がいてくれるからこそ成り立つ仕事。これからも社員一丸となって、満足いただけるサービスを提供していきたい」と話していた。
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こどもタウンニュースあつぎ版12月13日 |
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12月13日