厚木市立中央図書館は9月12日から、新たな図書館情報システムを導入した。利用者カードがスマートフォンで表示できるようになったほか、県内では2例目となる「Web書棚」のサービスも始まった。
厚木市は中央図書館をはじめ、市内9カ所の公民館図書室、移動図書館「わかあゆ号」を運営している。いずれも新規で利用登録する際には利用者カードを発行していたが、12日からは図書館のシステムをリニューアルし、スマートフォンで利用者カード番号を表示できるようになった。
県内では7自治体目の導入で、同館の職員は「普段持ち歩くスマホでの利用ができるので、より図書館を活用しやすくなるのでは」と期待を寄せる。
8割がネット予約
本の予約は、現在窓口とインターネットで受け付けている。同館の職員によると、総予約数のうち、インターネットの予約数が2019年度は76%(23万5530件)だったのに対し、窓口は24%。コロナ禍だった20年度以降は毎年80%以上で推移しており、23年度は81%(27万8410件)だった。
システムリニューアルに合わせて導入された「Web書棚」は、検索した著者の類似作品や著者名順に作品が並び、図書館で本を探すような感覚が得られる。県内での運用は横浜市立図書館に次いで2例目という。
同館の職員は「本との出会いを楽しんでいただきたい」と呼びかける。
(問)中央図書館【電話】046・223・0033
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