愛川町で10月5日に「防災のつどい」が開かれ、参加した町民らが災害時の備えなどについて理解を深めた。
一般参加者や各行政区の区長、町内の防災士など約100人が参加。県温泉地学研究所の板寺一洋所長が講師となり、「神奈川の地震災害」と題して講演した。
板寺所長は、地震発生のメカニズムやプレート境界、活断層の活動で発生する地震の特徴について解説。神奈川県における地震の特殊性などを参加者に説明した。
板寺所長によると、神奈川県はプレート境界と活断層による地震が発生する可能性があるといい、少なくとも100年に1度ほどの頻度で大地震が起きていると指摘。講演の最後には「いざという時に、しっかり逃げられるように、助け合えるように、普段からの備えと自発的な対策・訓練が重要」と呼び掛けた。
町危機管理室の担当者は、「大規模災害はいつ起こるか分からない。今回の講演が、災害への備えについて考えてもらうきっかけになれば」と振り返った。
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