「フードバンクあつぎ」の代表として食品支援を行う 成瀬 二郎さん 長谷在住 76歳
安どの声にやりがい実感
○…10月は食品ロス削減月間。厚木市の食品ロスを削減するため市と協働で事業展開を図る「フードバンクあつぎ」の代表を務める。「厚木市は企業からの備蓄品の提供や寄付も多い。必要な人に十分に食品を届けることができている」と話すものの、設立時との違いを感じている。食品ロス削減の輪が広がり食品会社や小売店が生産量や在庫の適正化を図り、食品提供を受けるNPO法人から届く品数が減ってきた。
○…「フードバンクあつぎ」が設立した2019年から活動に参加。「声を掛けられたので、手伝えることがあれば」と二つ返事で引き受けた。「活動を始めた時期はコロナ真っ只中、アルバイトができず、食事に困っていた大学生たちにも食品を提供していました。今は、もう学生は取りに来ることはないので、ちゃんと食事ができているのでしょう」と安どの表情を見せる。
○…高校を卒業後、地元の栃木県で就職したが、体調を崩して2年で退職。退職後1年間勉強の末、都内の大学に進学した。卒業後は横浜市の職員として港北区役所を皮切りに環境事業局(現・環境創造局)、下水道局(現・下水道河川局)、道路局に勤めた。58歳で早期退職、厚木市に越してきた。その理由は「趣味のバイク2台と、バイクを積むためのワゴン車が置ける敷地の広い家を探していたから」。
○…オートバイをワゴン車に積み、車をキャンプ場に停めて宿泊地周辺を巡る。1年間で120泊したこともあり「理想は遊んで暮らすことかな」。趣味は釣りにカヌー、ウインドサーフィンなど多岐に渡る。来月はブルーインパルスを追いかけて静岡、福岡、宮崎へとワゴン車での旅に出る。
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