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輝き放て「昭和アイドル」 厚木のスナックで初ライブ

社会

公開:2024年10月18日

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厚木支部を立ち上げた羽鳥さん(中央)とメンバーら
厚木支部を立ち上げた羽鳥さん(中央)とメンバーら

 仕事や家事をこなしながら、週末は往年のアイドル顔負けの衣装を身にまといステージに立つ女性たちがいる。その名も「ラブリーバブリーエンジェルス」。このほど厚木支部を立ち上げたメンバーらが、10月20日(日)にお披露目となるライブを市内のスナックで開く。「自分を変えたい、新しくなりたいという女性を応援したい」と、メンバーのまなざしは真剣だ。

 ラブリーバブリーエンジェルスは、「昭和のアイドル」をコンセプトに主婦や会社員、公務員など職業も様々な女性が集まり、山口百恵や松田聖子、キャンディーズなど往年のアイドルになりきってスナックなどで歌と踊りを披露するグループ。都内を中心に活動し、メンバーは加入時期に応じて「〇期生」と名乗る。

 厚木支部を立ち上げたのは、7期生として今年1月から5月まで活動した羽鳥愛さん(48・妻田南)。グループを創設した片桐あいさんの理念に感銘を受け、「いつか厚木にも支部を作りたくて、修行のつもりで加入した」という。

 5月に新宿で開いたイベントで7期生としての活動を終えたが、1期生から7期生までの卒業生に声を掛け、厚木支部0期生として再スタート。10人のメンバーは、10月20日の晴れ舞台に向けてレッスンに余念がない。

 6期生の青木洋子さん(41・旭町)は、厚木在住という縁でメンバー入りした。前職は公務員で「誰かを後ろから支えるような役割だったけれど、自分が主役になれることが楽しくて」と目を輝かせる。紺野洋子さん(52・横浜市)は「周りから『かわいい』と言ってもらえるのはうれしい」と、自分らしくいられる居場所を見つけたような気分という。

自分の殻破って

 羽鳥さんもラブリーバブリーエンジェルスと出会ったことで、日々の生活では得られない非日常感が病みつきになった。同時に、メンバーの多くが家庭や仕事の悩みを抱えていることも知ったという。

 結婚して2人の娘を育てる自身も、人生の悩みは尽きない。「母親としての役割や仕事に追われ、自分を後回しにしている女性は多い。私はラブバブのおかげで、自分の殻を破ることができた」と羽鳥さん。年齢に関係なく、女性が輝ける場を―。そんな思いが、活動の根底にある。

 ライブはスナック「シャラント」(厚木市中町3の9の18)で午後3時から。ワンドリンク付き3千円。問い合わせは羽鳥さん【携帯電話】080・4205・4125へ。

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