1931年に発足した日本版画協会が、10月9日から22日まで東京都美術館で版画展を開いた。同展を記念した画集の表紙を飾ったのは、協会に所属する宮崎文子さん(田代)の作品だ。
宮崎さんは多摩美術大学で非常勤講師として教壇に立つ傍ら、制作活動にも精力的に取り組み、12月には横浜の展覧会に作品を出展する。
表紙に採用された版画は数年前に刷ったもので、作品の印象的な部分をクローズアップで使用したという。宮崎さんは「よく頑張ったなという気持ち」と笑顔で話した。
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