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ソーラークッカー 全国大会、厚木で開催 太陽熱調理、魅力広がれ

文化

公開:2024年10月25日

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形状や大きさも様々なソーラークッカー(井上さん提供)
形状や大きさも様々なソーラークッカー(井上さん提供)

 電気もガスも使わず、太陽熱の力で調理を行う「ソーラークッキング」の楽しさを知ってもらおうと、専用の調理器具「ソーラークッカー」を紹介する全国大会が10月27日(日)、ぼうさいの丘公園(温水)で開催される。10回目となる節目の大会には、関東各地の愛好団体などが様々な形状のソーラークッカーを持ち寄り、実演を交えながら有用性をアピールする。

 ソーラークッカーは、銀色の反射板などを使い太陽の光を一点に集め、焦点部分の熱を利用して食材を温める器具。調理する食材の大きさや保温性、携帯性などに応じて、パラボラ型や箱型、パネル型、真空管型などのタイプがある。

 国内では2005年に日本ソーラークッキング協会が設立され、普及に努めてきた。しかし認知度はまだまだ低く、2014年からは栃木県や山梨県、静岡県、千葉県などでソーラークッカー全国大会が開催されている。神奈川県での開催は22年の茅ヶ崎市に続いて2度目で、今年は10回目の記念大会となる。

 主催するあつぎ環境市民の会(井上允会長)では、05年の環境イベントで全国から集めたソーラークッカーを展示したほか、会員が各地の全国大会に参加するなどソーラークッカーと縁がある。井上会長は「これまでの全国大会は、どちらかというと技術をお披露目する意味合いが強かった。だれでも気軽に参加してソーラークッカーを身近に感じられるイベントにしたい」という。

1200人の児童がワークショップ体験

 同会では、5年ほど前に厚紙でできた直径40cmほどのソーラークッカー製作キット「ひまわり」を考案し、教育教材として市内の小学校でワークショップを開催。延べ1200人の子どもたちがソーラークッカー作りを体験した。全国大会では子どもたちが持参したソーラークッカーを並べ、持ち寄った食材を調理する「ひまわり1000人プロジェクト」を企画するほか、キットの販売も行う。

 各地で発生する地震災害で防災に対する意識が高まる中、停電時でも太陽が出ていれば食材や水を温められるソーラークッカーは防災用品としての活用も期待される。井上会長は「ソーラークッカーは100円ショップなどにある材料で簡単に作ることができる。決まった方法にとらわれず、自分流のやり方で取り組んでほしい」と呼び掛ける。

 会場では、関東地方で活動する16の団体と個人によるソーラークッカーの紹介を始め、災害対策車両「ウニモグ」の荷台に、国内最大となる直径1・5mのソーラークッカーを載せて展示するコーナーも。キッチンカーの出店やミニライブ、バラエティー番組などで活躍するタケノコ王さんの環境セミナー、厚木歯科医師会による啓発ブースも用意される。

 雨天時は実演は行わず屋内での展示となる。問い合わせは事務局【携帯電話】090・7243・9254へ。

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