相模川にかかる「相模大橋」=写真=が、土木学会が認定する今年度の「土木学会選奨土木遺産」に選ばれた。
相模大橋は、旧国道246号が相模川を渡る橋として1955年に完成。長さ381メートルで、国内初となる耐荷重20トンの設計で造られた。主桁の大半に高張力鋼が用いられており、国内における橋梁技術発展の礎となった貴重な土木遺産として評価された。
橋の周辺には、かつて「厚木の渡し」と呼ばれた渡船場があり、1908年に相模大橋の先代となる相模橋(現在のあゆみ橋)が完成するまで渡船が使われていた。
土木学会では、歴史的土木構造物の保存やまちづくりへの活用などを目的に、土木学会選奨土木遺産の認定制度を2000年に設立。県内では、猿島要塞(横須賀市)や箱根登山鉄道(小田原市〜箱根町)、城ヶ島大橋(三浦市)など25件の土木遺産が認定されている。
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