神奈川県は11月7日、県内でインフルエンザの流行が始まったと発表した。県内約380の医療機関による10月28日〜11月3日までの定点あたりの報告数は1・11となり、流行開始の基準である1・0を超えた。中でも、厚木保健福祉事務所管内は1・95と県内で最も高く、県は手洗いやマスクの着用など感染予防を呼びかけている。
県内で10月28日〜11月3日までに報告されたインフルエンザ患者数は392人で、厚木管内は39人だった。
保健所単位の定点あたり報告数が流行開始基準の1・0を超えたのは、▽厚木(厚木市、海老名市、座間市、愛川町、清川村)▽平塚(平塚市、大磯町、二宮町)=1・45▽鎌倉(鎌倉市、逗子市、葉山町)=1・33▽足柄上(南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町)=1・25▽相模原市=1・18▽横須賀市=1・14▽横浜市=1・12▽川崎市=1・05▽茅ケ崎(茅ケ崎市、寒川町)=1・00だった。
昨年は、暑さが残る9月4日〜9月10日までの定点当たり報告数が5・45となり、流行開始の目安を超えた。同25日〜10月1日は報告数が15・05に増加して注意報(定点あたり10以上)を発令したが、その後シーズン終了まで警報基準(同30以上)を超えることはなかった。
流行期を迎え、県は手洗いやうがい、マスク着用などの基本的な予防策を講じることを呼びかける。インフルエンザ予防接種については「効果が現れるまで2週間程度を要することから、この期間を考慮して接種を受けてほしい」と話した。
厚木市と清川村は、生後6カ月から18歳までの接種に対して1000円の助成を行っている。愛川町では生後6カ月から小学6年生、中学3年生と18歳を対象に同様の助成を実施。今年度に75歳を迎える人は、クーポンを使用することで接種が無料となる。3市町村の65歳以上の自己負担額は1500円。
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