愛川町に残る「方言」を通して郷土愛の醸成やまちおこしにつなげようと、愛甲商工会青年部(馬場将和部長・会員数21人)が製作している「方言タオル」の第2弾が完成し、11月上旬から販売を始めた。
町内で使われる方言と標準語の「翻訳」をプリントしたタオルは、同青年部が2018年に第1弾を企画。地域色の強いご当地グッズとして好評を博し、翌年には範囲を清川村まで拡大し、白と青の2色のタオルで計40種類の方言を紹介するリニューアル版を発売した。
第2弾となる今回は縦34cm×横84cmの黄色地のタオルに、「いわった(困った)」「えーかん(たくさん)」「くんのむ(飲み込む)」「すくたら(いっぱい)」「ところっぱち(手当たり次第)」など、地域の高齢者などから聞き取った方言20種類を紹介。前回のリニューアル版に続き、動物のビーバーをモチーフにした同青年部のマスコットキャラクター「ビバ課長」をあしらい、活動のPRにもつなげる。
同商工会では「方言という文化を残すことで、地域に関心を持ってもらえたら」と話している。
700枚を製作し、価格は1枚500円(税込)。商工会窓口や同青年部が出店するイベントなどで販売する。問い合わせは事務局(愛甲商工会内)【電話】046・286・3672へ。
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