昨年4月26日のオープンから、1周年を迎えたアミューあつぎ(=写真)。厚木市による中心市街地へのにぎわい復活を目的とした公共と商業の複合施設として、注目を集めてきた。ここまでの状況を市に聞いた。
厚木市によると、開業から今年4月30日までの来場者数は318万1237人。このうち、商業施設(地下1〜4階、9階映画館)は275万4652人。5〜8階の公共施設部分(昨年5月1日供用開始)は42万6585人だった。商業施設部分の数字はテナントを管理する東急不動産SCマネジメント(株)から厚木市に伝えられたもので、公共施設部分の数字は貸館利用者やギャラリーの来場者の合計を厚木市がまとめたもの。
店舗閉店も「回遊性」強調
アミューの商業テナント部分を担当する市中心市街地整備課では、当初の年間来場者数を135万人と想定していた。
想定の倍となる結果は、施設周囲の地上4カ所、地下2カ所の6地点で行った交通量調査でも表れている。すべての地点で交通量が1・5倍ほど上昇。同課では「一番街やなかちょう大通りを通って、人の流れがアミューに向かってきている」と回遊性の実績を強調する。今年からは来場者が市内・市外、どこから来ているのかも調査する予定だ。
一方で、3階にあった家具店が5月6日付で閉店。閉店の理由として店舗から市には「経営不振」との説明があったという。中には「客単価の安い店に来店者が集中している」という分析もあるという。その後9階部分に工作教室の常設店舗がオープンし、全体のテナント数は22。
貸館稼働率50%超える
公共施設に関しては、貸館部分の稼働率が今年3月までの平均で55・7%。当初は50%を想定しており、上々の結果となっている。管轄する市文化生涯学習課は「サークル活動のほか、最近では会社の会議利用が増えている。ギャラリーに関しても8割近い稼働率となっている」とコメントしている。
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